著書のご紹介(2)


 

環境教育−基礎と実践−

 横浜国立大学教育人間科学部環境教育研究会 編
A5,224頁,2800円

出版社のページ

●内容

 今日では環境教育の必要性を誰も疑う人はなく、環境や環境問題に関する情報はマスメディアやネット上でも溢れている。このような状況の中、子ども達にとっては、環境問題は折に触れて取り上げられるために、その知識は断片的となる。一方、学校の教師にとっては、基礎学力養成や生活指導に加えてさらなる負担となる。このような状況の下で、本書は小学校、中学校、高校教師が子ども達に環境教育を教えてゆくときの便とするために編まれた。
 環境教育のゴールは"子ども達が環境問題に関心を持ち、それを理解し、環境のための行動をとれるようになること"にある。この目標達成のために、本書はなぜ環境教育は必要か、どのような環境教育が求められるか、その教育はどのように進められるべきか、そしてツールを含む具体的な方法までを示した。またこの中で、環境・環境問題・環境教育の関係がわかること、環境問題全般に目配りして素材が体系的に示されていること、生活や地域に結びついた専門的にみても的確で分かりやすい独自の資料を取り込むこと、環境教育の具体的な進め方が分かることなどを心掛けた。筆者には教育学のほか、生物学・地学・化学・工学の分野から環境と環境問題に関わる教育研究を行って来た研究者と現場の教師があたった。これから教壇に立つ学生にはもちろん、すでに教育現場におられる教師の方々にも役立つものになるであろう。

●目 次

第1章 環境教育はなぜ必要か

1. 環境教育の理念と歴史
2. 環境と環境観
3. 人間環境と教育
4. 環境問題の存在
5. 環境倫理

第2章 どのような環境教育が必要か
1. 自然を大切にする
2. 化学物質について考える
3. 環境負荷の低減を考える
4. 周囲の環境への影響を考える
5. 社会における環境対策を考える
6. 世界の中での日本の役割を考える
7. 地球と人間の関わりを考える
8. 地球の歴史から見た現在の環境問題
9. 文明史から考える

第3章 環境教育をどのように進めるか
1. 現状の問題点
2. 環境教育のプロセス
3. カリキュラムの作成
4. カリキュラムの実践
5. 総合学習で進める環境教育
6. 教科教育で進める環境教育(理科教育を事例として)
7. 身近な自然を生かす
8. 生活から環境を考える
9. 環境と環境問題を考えるための情報収集

第4章 環境教育の手法
1. 視聴覚教材とメディアの利用
2. 環境観察
3. 測定・観測・調査
4. 実験
5. ゲーム
6. 環境体験
7. 新聞記事利用

付録1 実践事例

付録2 環境教育テーブル


 


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